【第8回】仮想通貨は様々な産業の構造を変える可能性がある(1)

このエントリーをはてなブックマークに追加
Pocket
12.ビットコイン2

第7回までの記事でビットコインの仕組みを説明し、
ようやく「仮想通貨の世界」に入る準備が
できてきました。


数学的な話、暗号的な話は
全て省いて説明をしてきましたが、
仮想通貨のエッセンスはお伝えしてあります。


仮想通貨のエッセンスとは、


・中央で管理する組織が存在しない。
・ユーザー全員が帳簿を持っており、全員で帳簿を管理している。


という事です。


第6回で説明した通り、
承認作業を行ったユーザーに対して、
25BTCの報酬を与える仕組みになっており、
これがビットコインの新規発行を意味します。
(分からない方は今一度第6回の復習を!)


ビットコインは、
通貨発行機能や通貨の送受金を
管理組織無しで、ユーザーみんなで管理する形に
変えてしまいました。
(最新の暗号技術を使って・・・)


これは、
誤解を恐れずに言いますと、


日銀や市中の銀行無しに、
通貨発行や送受金をコントロールする仕組みが
できてしまった事を意味します。


送受金に銀行や特定の組織が介在しないという事は、
そこで発生する手数料を取られない
という事を意味します。


実際には、ビットコインの送金には、
システム維持費として
0.0001BTCの手数料が必要ですが、
2015年3月時点での価値は、3.6円です。


日本で銀行間の送金は300円程度かかります。
これが、3〜4円程度になるわけです。


100分の1になりますね^^


逆の見方をすれば、
現在の銀行間の送金というのは、
実際に紙幣が動いているわけではなく、


単純に銀行間のデータベースの数値が
変わってるだけですから、
むしろ3円〜4円というコストの方が
妥当なのかもしれません。


もう少し手数料について深堀りしましょう。


私は海外に住んでいますから、
海外送金をよく経験しています。


海外に送金する場合は、
為替が異なることも多いですので、
1)為替手数料
2)送金手数料
の2つがかかってきます。


為替手数料は香港の某銀行を使えば、
送金金額の0.3%。
(空港で替えると25%くらい取られますよ苦笑)


送金手数料は2000円程度でしょう。


10万円を送金しようとすれば、
2000円〜3000円が手数料です。


ビットコインは、世界共通通貨であり、
為替も存在しませんから、
どこに送金をしても先に述べた3.6円で送金できます。


2000円〜3000円が
3.6円になるわけなんですね。


大きな話をしますと、
世界の年間貿易額は1500兆円と言われています。


この中の4%が
今述べた為替手数料と送金手数料と言われているので、
60兆円が銀行に入っています。


ビットコインが普及すれば、
この60兆円をゼロにする可能性がある
と言われていますね。


ゼロは言い過ぎかもしれませんが、
100分の1、1000分の1というコストに
下げる事はできるかもしれません。


銀行の取り分がゼロに近づいていく
という言い方もできるかもしれません。


年間60兆円の市場を覆す可能性がある。


これが我々の見る
ビットコインの可能性なのです。


銀行側から見れば、
これは本当に脅威的でしょう。


銀行の上層部は
この仮想通貨を大いに恐れている
という話も耳に入っています。


冒頭にも書きましたが、
仮想通貨は恐ろしいほどに、
技術革新を起こす可能性があります。


銀行が恐れるのは、
無理がありません。


しかし・・・


銀行だけが危機感を
覚えている場合ではありません。


60兆円の市場を覆す可能性があるだけでなく、
もっともっと様々な市場を
仮想通貨はひっくり返す可能性があります。


もしかしたら、
あなたの今の職を脅かすかもしれません。


60兆円の市場を覆す以上の、
さらに大きな可能性。


長くなりましたので、
その話は次回の記事にしましょう^^


ということで、


次回もまた
一歩ずつ前に踏み出していきましょう^^

Comments are closed.