【第9回】仮想通貨は様々な産業の構造を変える可能性がある(2)

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“生きている間に、
このような事態(仮想通貨の技術革新)を
目撃できること自体が、
奇跡としか言いようのないことである”


野口悠紀雄氏という
元官僚の著名な経済学者の言葉です。


第1回の記事でも同じ事を書きました。


今回はこの言葉の意味するところ、、、
つまり仮想通貨の核心部分について
迫っていこうと思います。


繰り返しとなりますが、
仮想通貨のエッセンスは、


・中央で管理する組織が存在しない。
・ユーザー全員が帳簿を持っており、
 全員で帳簿を管理している。


という事を最新の暗号技術を使って
実現している事です。


そして、前回説明をしました通り、
仮想通貨の創始であるビットコインは、


この技術を用いて、
日銀や市中の銀行が行っている
通貨発行機能や通貨の送受金の仕組み
と同じものを、


特定の管理組織無しで、
ユーザー全員で管理する仕組みで
実現してしまいました。


第4回〜第6回の復習ですが、
ビットコインというのは、


ユーザー全員が
ビットコインの全ユーザーの送金履歴、残高の帳簿を持っており、


互いに監視し合って、
その帳簿を書き換える事で、
送受金が行われる という仕組みになっています。


ここから頭を
少し柔らかくしていきましょう。


もう一度、書きますが、


「全員が同じ帳簿を持っていて、
 変更にはみんなの承認が必要で、
 承認されたら帳簿が書き換わる」


というのがビットコインの仕組みの核です。


いいですか?


この仕組み。。。


普通に考えて、
お金以外にも使えると思いませんか?


ビットコインの帳簿というのは、
ビットコインの所有権を
みんなで管理している仕組みです。


という事は所有権を管理する仕組みは、
この仮想通貨の仕組みで実現できそうです。。


株を電子化して、
誰々が◯◯の株を▲▲枚持っている
という帳簿をみんなで管理すればいいわけです。


株の売る場合は、
◯◯の株を▲▲枚、□□さんに渡します
と帳簿に記録すれば良いのです。


10BTCを□□さんに送りますね、
と全く同じです。


この仕組みを実現した時に、
証券取引所や証券会社を挟む必要がないので、
そこでの手数料がなくなります。


また、株式を電子で発行する立場からすれば、
株式発行費を激減させる事ができます。
(電子データなのでコストは実質ほぼゼロです。)


我々が素晴らしい事業を発案して、
「GIAコイン」を発行して(誰も買いませんが苦笑)、
事業の内容を多くの人に認めてもらえば、
GIAコインを通じて、出資を募ることができます。


英語で事業説明をすれば、
地球の裏側、ブラジルからの出資も
得られるかもしれません。
(GIAコインとビットコインを交換すれば距離は関係ないですね)


電子株の授受ですから、
メールと同じで、世界のどこで株の授受をしても
問題にはなりません。


これは分かりやすい例です。


土地の所有権も仮想通貨の仕組みで
みんなで管理をする事も可能です。


日本のような先進国では、
国がしっかり登記簿を管理していますから、
あまり必要性を感じないかもしれませんが、


政府がうまく機能せず、
登記簿がしっかり管理できてないために、
土地の所有権のトラブルが起こる国もあります。


このような国のために、
仮想通貨の技術を使って、
所有権をみんなで管理する仕組みを
立ちあげている起業家もいます。
(BITNATIONというサービスです。)


株式、登記簿への適用。


少しずつ仮想通貨の世界の凄さが
イメージできてきましたか?


分からない場合は、
今一度第4回〜第6回を復習した後に
読みなおしてみてください。


産業の根底を覆すような動きがでている事が
うっすらと理解できると思います。


次回の投稿では、株、登記簿から
さらに広い世界への適用を考えていきましょう。
(革命ですし、可能性は無限です!)


ということで、


次回もまた
一歩ずつ前に踏み出していきましょう^^


それではまた次回の投稿でお会いしましょう!

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